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病気編

耳編

中耳炎と診断されたのですが、プールはやめた方がいいでしょうか?
鼓膜の急性炎症が無く、鼻汁が出なくなれば大丈夫です。滲出性中耳炎の場合、病状が安定していれば、プールに入っても支障はありません。病状により対応が異なりますので、医師にご相談ください。
子供がテレビの音を大きくしたり、テレビを近くで見たりします。耳に原因があるのでしょうか?
お子さんの滲出性中耳炎の場合、聞こえの悪化が緩やかであるため、自覚症状があまり無い場合が多いです。耳垢が溜まっている可能性もあります。一度、耳の診察を受けていただくとよいと思います。
コンサートへ行った後から耳が聞こえにくくなったのですが、放っておいても大丈夫でしょうか?
音響外傷といって、急性の難聴を起こしている可能性があります。後遺症が残る前に治療をした方がよい場合もありますので、早めに耳鼻咽喉科受診されるとよいと思います。
飛行機に乗るとよく耳が痛くなります。予防することはできますか?
離着陸時の圧力変化により、耳に障害が起こっているものと思います。耳管(耳と鼻をつなぐ管)が何らかの原因で働きが悪い方に起こりやすく、重症の場合、航空性中耳炎という中耳炎を起こします。
  • 離着陸時にガムをかむ・飴をなめるなど(顎を動かすことで耳管を広げる効果があります)
  • 飛行場で売っている耳栓(耳が痛くならないとされるもの)の使用、圧力の変化を緩やかにする作用があるようです。

鼻炎があると耳管機能が悪くなるため、事前に治療することもお勧めです。鼻の腫れを引かせるお薬を事前に処方することもあります。

鼻編

鼻血が頻繁に出ます。心配な病気ではないでしょうか?
鼻血のほとんどは、鼻の前方にある部位(キーゼルバッハ部位といいます)からのものです。小鼻を根元からしっかり圧迫して止血できるものであれば、大丈夫です。 鼻血を頻繁に繰り返す場合、副鼻腔炎やその他の鼻の病気が潜んでいる場合もあるので、耳鼻咽喉科受診をお勧めします。
睡眠時無呼吸症候群の治療はできますか?
睡眠時無呼吸症候群の重症度によって治療方針が変わりますが、
  1. ダイエット
  2. CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法)
  3. のどの手術
  4. マウスピースを歯科で作成
  5. 横向き睡眠
  6. 飲酒量を減らす、睡眠薬を減らすなど

上記のどれかをお勧めすることが多いです。重症度(1時間に10秒以上の呼吸停止が何回あるか、また、睡眠中の酸素濃度の低下度合)により、治療方針が変わりますので、検査をされることをお勧めします。

子供のいびきがひどいのですが、改善はできますか?
鼻詰まりがいびきの原因の場合、鼻炎を治療することで改善できます。扁桃がもともと大きいことが原因であれば、手術が必要な場合もあります。
花粉症がつらいのですが、何か良い治療法はありますか?
花粉症の治療の基本は抗アレルギー薬の内服とアレルギーの原因回避です。 鼻汁・鼻閉の症状が強ければ、レーザー治療を行うことで症状が軽減する可能性があります。また、根治治療(体質から改善させる治療)として、舌下免疫療法(スギ花粉、ダニアレルギーのみ対象)も選択肢かと思います。
アレルギー性鼻炎のレーザー治療について詳しく聞きたいのですが?
鼻の粘膜(下甲介)を焼く(焼灼)することで、鼻の粘膜を収縮させ、鼻汁・鼻詰まりを改善させる治療法です。治療効果は半年~2年程度とされますが、特にスギ花粉のシーズン前に行うと、花粉症の症状を軽減させることができます。3割負担の方で手術の費用は9000円程度、麻酔で15分、手術時間10分程度で行えます。当院では午前診終了後に行っています。

のど編

他院で扁桃肥大を指摘されました。手術が必要でしょうか?
扁桃が大きいだけでは手術は必要ありません。睡眠時に息が止まる、飲み込み時に引っかかる、などの症状があれば、扁桃の大きさ次第では手術をした方がよい場合があります。
咳が止まらないのですが、耳鼻咽喉科か内科どちらを受診すればよいでしょうか?
風邪のあと、咳が2~3週間続く場合があります。 その他、咳が続く病気に 咳喘息など、喘息性の疾患 鼻炎、副鼻腔炎など鼻水がのどに流れる病気 百日咳・マイコプラズマ・結核などの特殊な感染症 アレルギー・逆流性食道炎など、のどに慢性炎症を起こす病気 肺炎 など、さまざまな可能性が考えられ、 診察のみで診断ができる病気 採血など検査をしないと診断ができない病気 薬の効果を見ないと診断ができない病気 さまざまな対処法があります。 鼻の病気などは耳鼻咽喉科でないと診断困難ですので、まず、耳鼻咽喉科受診をお勧めします。
のどの奥に白いものがついているのですが大丈夫でしょうか?
口蓋扁桃(口の両脇にある扁桃腺)には、多数の凹み(陰窩:いんか)があり、そこに膿の塊(膿栓:のうせん)がたまる方がいらっしゃいます。それ自体は心配なものではありませんが、のどの異物感や変な臭いがすると訴えられる方もいらっしゃいます。ご希望の方には除去のための処置も行っています。
Bスポット療法とはどのような治療方法ですか?
鼻の奥、のどちんこ(口蓋垂)の上方に上咽頭という領域があり、扁桃腺の一部(アデノイドといいます)があります。この領域が炎症を起こした状態を上咽頭炎といいます。上咽頭炎の治療法として、この部分に塩化亜鉛というお薬を塗る治療法があり、これをBスポット療法といいます。内服治療やネブライザーと組み合わせて治療を行います。通常は週に1回程度、処置を行います。
のどに魚の骨が刺さったのですが、どうしたらよいでしょうか?
魚の骨は口蓋扁桃(口の両脇にある扁桃腺)に刺さることが最も多いです。懐中電灯などで口の中を除くと見えることがあります。魚の骨が実際に目視できれば道具を使ってつまんで取ることも出来るかもしれませんが、のどは知識の無い方が触るのは危険な領域ですので、無理せず耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。ご飯をまる飲みして除去しようとされる方がいますが、逆に骨が深く刺さるリスクもあるので、お勧めできません。
薬を飲んだあとに発疹(ほっしん)がでました。副作用でしょうか?
残念ながら、どんな薬にも副作用が無いとはいえず、薬疹(薬による副作用)の可能性は否定できません。今までに飲んだことが無い薬を初めて飲まれた後の症状であれば、その薬は中止された方が良いでしょう。できれば、発疹のあるうちに皮膚科専門医を受診のうえ、本当に薬疹なのか診断を受けた方がいいでしょう。
妊娠中なのですが、薬は飲んではいけないでしょうか。
妊娠中に飲んだ薬が胎児に移行することで、催奇形性(さいきけいせい)という、胎児への影響が出ることが問題になります。とくに、妊娠15週程度までは、内服は極力控えるほうが望ましいとされています。 妊娠中に内服しても100%安全と科学的に証明された薬はほとんどありませんので、最低限、必要なお薬を、産科のかかりつけ医に相談のうえで内服されることをお勧めします。また、症状によっては漢方薬の内服をお勧めすることもあります。
抗生剤を長期間飲んでいますが大丈夫でしょうか?
慢性副鼻腔炎に対して、マクロライド系抗生物質を長期に(一般的には3か月程度)内服していただくことがあります。長期間内服しても、通常は問題ありません。
症状が治まったら、抗生剤やその他の薬を止めてもよいでしょうか?
咳止め・痰切りなど症状を抑えることを目的とする薬は、症状が落ち着いた時点で内服を中止しても、通常は病状の悪化につながることはほとんどありません。抗生剤は体内の菌を殺すための薬です。殺菌が不十分な時点で中断すると、感染が再燃する可能性があります。抗生剤は必要な量を必要な期間きっちり内服することをお勧めします。疑問点があれば、医師にご相談ください。

受診編

耳垢をとってもらいたいのですが、そのためだけに受診してもよいですか?
耳垢の除去のみを目的に耳鼻咽喉科を受診される患者さんも多数、いらっしゃいます。耳垢が溜まりすぎることで、耳垢栓塞という病気になります。体質によっては、ねばっこい耳垢など自分で取りにくいこともあります。また、自分で耳掃除をする際に耳垢を奥に押し込んで耳栓状に固まることもあります。また、小さいお子さんの耳掃除は、非常に難しいことが多いです。親御さんで、お子さんの耳掃除をしてあげる自信の無い方も、遠慮なく受診して下さい。
子供が、粉薬が飲めないので、薬はシロップにして欲しいのですが。
粉薬が飲めない・シロップが苦手・錠剤が飲めないなど、ご希望には極力対応いたします。ただ、抗菌薬など、シロップが無い種類の薬などもあり、ご要望に沿えない場合もあります。ご了承下さい。
子供が幼稚園(もしくは保育園)に行くので、昼間は薬を飲ませることができないのですが
極力、朝・夕もしくは寝る前の2回の内服で済むように対応いたします。ただ、薬の種類によっては、3回内服をした方がよい場合もあります。ご相談下さい、
テレビで新しい治療法が紹介されていました。相談したいのですが。
テレビで紹介されている治療法が100%正しいとは限りませんので、お気軽にご相談頂ければと思います。治療法の正式名称・出演していた医師の名前など、控えてきて頂けるとよいと思います。
初めて受診しようと思うのですが、予約は取れますか?
当院のWEB予約システムは初めてでも予約が可能です。
予約番号が過ぎてしまいましたが、大丈夫でしょうか。
出来るだけ、予約番号の3番くらい前にはお越し下さい。遅れて来院していただいても診察は可能ですが、すべての方に不公平なく快適に診察を受けて頂けるよう、現在診療中の方の案内番号よりも5番以上遅れてお越しになられた場合は、現在診療中の方の案内番号から5番以上お待ち頂くことにさせて頂いています。
子供が小さいのですが、他の人に迷惑をかけそうで心配です。
当院を受診される患者さんの半数が10歳以下のお子さんです。当院ではキッズスペースや、トイレにはベビーシートなども用意して、極力、お子さん連れの方にも安心して受診して頂けるようにと考えています。

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