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AGAについて

AGA(エージーエー)とは、Androgenetic Alopecia の略で「男性型脱毛症」の意味です。
成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことで、思春期以降に額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方あるいは両方から薄くなり、徐々に進行していく状態のことを言います。
たとえば円形脱毛症では急激に脱毛が進行しますが、AGA では徐々に進行しているのが特徴のひとつであり、額の生え際や頭頂部の髪の毛が細くなって、うぶ毛のような十分育たない髪の毛が多くなり、抜け毛が進行して頭皮が透けて見えるようになります。
AGA は一般的に遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。親、兄弟、祖⽗⺟に脱毛症を認めることが多いのも特徴の一つです。AGA の脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が⾼濃度にみられ、これがヘアサイクルの成⻑期を短くする原因物質と考えられています。成⻑期が短くなることにより、髪の毛が⻑く太く成⻑する前に抜けてしまので、十分に育たないのです。それによって細い短い髪の毛が多くなり全体として薄毛が目立つようになります。
AGA は進行型の症状になるため、出来るだけ早めに対処することで、予防・発毛することが可能です。
また、食生活や運動不足などの生活習慣で後天的な要素から薄毛を発症することもあります。過度な飲酒や煙草なども頭皮の血流が悪くなり、髪の毛に栄養が届きにくくなるためよくありません。バランスの良い食事を摂取し毛髪の影響分である亜鉛や発毛効果があるビタミンB 類等を摂取しましょう。また、ストレスも薄毛の原因になります。

AGAの治療について

AGA の治療のためのお薬は2種類あり、当院では「プロペシア(一般名:フィナステリド)」「ザガーロ(一般名:デュタステリド)」を取り扱っております。
これらの薬は、抜け毛の原因であるDHT の産生を抑える薬で、1 日1 回内服します。
治療の効果は、抜け毛が減ったかどうかが効果の目安となり、その判定には最低でも6ヶ月の服用が目安となります。途中で薬の服用を中断してしまうと効果がなくなってしまいますので、効果が確認出来る通常6ヶ月以上の間の連日投与が必要です。
日本国内での48 週間の臨床試験では、頭頂部の写真評価で半数以上の人に効果が認められています。

プロペシアとは

プロペシア(一般名:フィナステリド)は、AGA の人の頭皮部分に多くあるとされる男性型脱毛症の原因物質である、「ジヒドロテストステロン(DHT)という物質に変換するⅡ型の5α還元酵素を阻害することで、髪の毛の成⻑する周期を正常化し、抜け毛を抑えます。

ザガーロとは

ザガーロ(一般名:デュタステリド)は、上記のDHT という物質に変換するⅠ型およびⅡ型の5α還元酵素を阻害することで、髪の毛の成⻑する周期を正常化し、抜け毛を抑え、毛髪数の増加が期待できるお薬です。
また、頭皮の血流を改善させる薬として毛根への血流を改善させる「ミノキシジル」があります。ミノキシジルの外用剤は市販薬として数多く販売され、テレビのCM 等も行われているのでご存知の方も多いと思います。ミノキシジルは血流を改善させるため、毛髪がしっかり太く育つことが証明されています。
AGA 治療は、例えばDHT の産生を抑制するプロペシアだけを服用するよりも、血流を良くするミノキシジル外用剤を組み合わせることで早期に効果的に発毛を促すことができるとされています。当院では、外用薬としてミノキシジルローション(5%)も取り扱っております。
うす毛・抜け毛が気になりはじめたら、医師にご相談ください。
※プロペシアやザガーロの使用は男性限定です。

治療費について

自由診療(保険外診療)になりますので、診察・検査・処方代はすべて自費となります。

  • 初診料:2,500円
  • 再診料:なし
  • 血液検査(初診時や医師が必要と判断した際に行います):3,000円
  • ザガーロカプセル0.5 ㎎:
    28日分10,350円、90日分で31,050円
  • デュタステリド0.5 ㎎ ZA(ザガーロのジェネリック):
    28日分7,000円、90日分で21,000円
  • プロペシア1 ㎎:
    28日分9,000円、90日分で27,000円
  • フィナステリド1㎎(プロペシアのジェネリック):
    28日分6,900円、90日分で20,700円
  • ミノキシジルローション(5%) 60ml:4,500円

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